遠心力吹付け工法は、山岳地に建設される橋梁や送電鉄塔の基礎で用いられる深礎工法の土留めとして開発されました。
遠心力吹付け工法は、従来人力で施工されてきた深礎の土留めを機械化したもので、水平に高速で回転するインぺラ―から、モルタルを吹き付けることで土留めを形成する方式を採用しました。
遠心力吹付け工法は土留め作業を機械化することで、作業環境改善と安全性向上を目指して開発されております。
グラウト工とは、深礎杭において地山とライナープレート背面の空隙を充填するため、生モルタルに発砲させた気泡を混ぜたエアーモルタルを注入する工事です。
自社で施工し、工事の円滑化を図っています。
全自動気泡発生装置
注入機 <モルタルポンプ>
自社保有機械である全自動気泡発生装置により
流動性の優れたエアーモルタルを製造できます。
CS-21 Neo(ネオ)は、セメントの水和反応を活性化し促進させる触媒的性質を有した薬剤です。
本来セメントコンクリートは、水中養生を行えば、長期にわたり緻密で強固なものに変化していく性質を持っています。
またひび割れ等が発生した場合もセメントの水和反応によりひび割れを埋める性質もあります。
これらは、打設後数十年経過したコンクリートでも、未水和のセメントが存在しているためです。
しかし現状のコンクリート構造物の場合、水和反応によるセメント結晶の生成には時間がかかり、水和反応に必要な条件が継続しないため、劣化が進行していきます。
CS-21 Neo(ネオ)を硬化後のコンクリートに散布(または塗布)し散水養生を行うと、未水和のセメントや不安定状態の水和生成物をより安定したCSH系の結晶に速やかに変化させコンクリートの空隙を充填します。
この反応は水分と未水和のセメントが存在する限り長期にわたり続きます。